週末石川県に行ってきました。僕が普及させているシャルソンを、初期からのコワーキング仲間である「cafe? IKAGAWA DO」の五十川さんが、野々市の方に半年ほど前に紹介してくれたのが縁。
半年前にスカイプで野々市市の方と話をし、初めて聞いたこの地名にベタ惚れ。5月の安曇野シャルソンでオーガナイザーの松田さんに会い、その後応援してきた。
石川県を訪れるのは20年ぶり。当時は未成年だった。大学一回生の冬、直前に釜山で知り合った友人を訪ねるため、京都から札幌へ向かう途中だった。雪の兼六園を歩いたと記憶している。
小松空港に着くなり、パクチー・ランニング・クラブの小島さんから指令が。小松は彼の出身地であり、勧進帳の安宅の関まで走って行けるよと。それを受けて、安宅の関を訪問し、そのまま日本海岸沿いを、寺井という駅まで10kmぐらい走った。
夜は野々市の文化会館で、シャルソン説明会。シャルソンができたきっかけや楽しみ方を知ってもらった。そして、ついでにウルトラシャルソンの報告会。シャルソンのもつ可能性をより理解してもらえたと思う。
隣の市に住む元スタッフのゆかちゃんが夫妻で聞きにきてくれた。そして、終了後、職員の方々と一緒に飲みに出かけた。懐かしい人との再会は嬉しい!そして、僕の新たな知り合いと、今後も関わりがあればいいなと思う。
楽しすぎて終電を逃した。石川と福井の日本酒をよく飲んだので、アルコールを抜きつつ、金沢駅まで軽く走った。帰ってすぐ寝て、朝から兼六園を訪問。学生時代の記憶を取り戻した。
風呂に入り、バイキングの朝食。支度して、シャルソンのスタート地点まで走った。朝ランと移動で、シャルソン受付前に14km走っていた。
野々市シャルソンには、NHKと朝日新聞が、説明会も含めて密着取材してくれた。北陸版と石川版らしいので、東京では目にすることができなそうだが、この周辺でシャルソンを知る人が増えるといいなぁ! といっている間に3週間後に金沢シャルソンが開かれるのですが。
野々市シャルソン、午前中はその金沢シャルソン主催者グループと一緒に行動させてもらった。野々市と金沢はすぐ隣で、幹線通り沿いにたくさんの店があるので、金沢の人も結構野々市に買い物に来るとか。一緒に走った方々も、車では何度も来たことがある人たちばかりだった。
金沢から野々市へ走ったことのある人はいなかった。金沢駅から野々市の中心まで7km弱。「そんなもんなの?」と口々に仰った。距離感って意外と分からないものだ。
野々市印房という印鑑屋さんに入った。印鑑屋さんには用事がなければいかないし、しかも僕にとっては旅先で印鑑屋さんに行くことはなどない。しかし、入って1分後には、ここの店主の魅力に取り憑かれた。印鑑の素材からケースの持ち方、そして、大量生産で薄れる印鑑の意味合いなど、僕たちが知らない印鑑のことを教えてくれた。また、店主は僕より二周り上の方だが、時代の変化にしたがって店のあり方を変えようとしている。業務用のレーザープリンタや印鑑製造機を誰でも使えるように開放する予定だそうだ。Happy Printersの野々市版という感じになると思う。来年3月に新幹線が開通したら、また行ってみようかな・・・。印鑑屋さんにそんなこと思うとは考えてもみなかった。
その後訪れた農園も面白かった。こだわりの米作りをするだけではなく、それを伝える方法をしっかり考えている方。店の前に置かれた巨大な鏡餅のオブジェにまず驚いたが、出て来た社長が同じように鏡餅を冠っていた。小学校の食育講座などで話をするときに親しみを持ってもらうために始めたそうだけど、一緒にかぶって写真を撮るのが慣習に。パクチーマン的な。
語るべきものを持っている人が、まちの至る所にいる。それを発掘するのがシャルソンであると思う。観光の対象がモノだと一度訪れて写真撮れば満足となるが、観光の対象がヒトだと、あの人にもう一度会いたいよね!となる。一方で給○スポットをしてくれていた方々も、通常店にやってくるような「さしせまったニーズのある人」以外と触れ合い、話ができるのは面白いと話してくれた。
野々市は2011年11月11日に、石川県で11番目の市となったところ。野野市市という漢字の並びも素敵だし、シャルソンと同日に開かれていた「野々市の市」など、いちが並ぶこと(11)に徹底的にこだわっているまちだ。市長の携帯も下四桁が1111だとか。
パーティで市長の隣に座らせていただいたので、野々市(11)とパクチー(89)が組むと100点満点(=11+89)ですよと提案。野々市にはもう13年も営業している「ベトナム屋台めし ムサク」がパクチーを少しでも普及させようと頑張っているし、「HUM&Go coffee&stock」というカフェではパクチーの保存方法について相談された。また、北陸最初のコワーキングである「 cafe? IKAGAWA DO (五十川堂)」では唯一の食事メニューとして月に1度ぐらいヤンパクを出したいとも五十川さんが言ってた。自分でパクチーを栽培し、種を配るほど採取しているパクチー銀行支店長候補の方にも出会うことができた。・・・というぐらい野々市でもパクチー活動は進んでいます。
半年前には名前も知らなかったところだが、多くの人と出会い語り、かなり魅了された。野々市シャルソンの締めの挨拶でも話させてもらったけど「旅の魅力は出会うことだけど、再会できると価値が何十倍にも上がる」と思っている。野々市を再び訪れ、3日間で出会った人と再会し、何か一緒に活動できればいいなと思いました!
